こんなに降らなくてもいいんじゃないの?と言いたくなるぐらい雨がふりましたね。
また十数年ぶりのトリプル台風も来ているとか。
あまり歓迎したくないお客様です。(◎_◎;)
まだ梅雨に入ったばかりの頃、
母屋の壁面に一匹のヤンマが止まっていました。
その羽はセロファンのように透き通っていて、
なんと美しいこと。
まもなくまだ力のない羽を懸命に動かしながら飛んでいきました。
今の季節は境内の木々の選定などがありますので、
実にいろんな「虫」と遭遇致します。
蜂、毛虫、蛾などなど。
見た目は怖かったり気持ち悪かったりする虫ばかり。
近づくのも嫌だという人が多いものです。
ただ私の場合、
「刺すか刺さないか」「毒があるか無いか」
ということがとっても重要なので、
遭遇した知らない虫については、作業が終わってからネットで検索。
お風呂で汗を流してからお堂でお勤め。
夕飯を頂いたあとでのネット検索の時間になりますが、
「ご飯食べたあとで、こんな検索している人ってあまりないだろうなぁ」
などと独り言を言いながら、毛虫君たちの画像をスクロール。(笑)
するといろいろな事が分かりました。
スズメバチに二度めに刺されたら必ず病院へ、というのは結構知っている方が多いと思いますが、
「一度目にスズメバチに刺されたけど、二度目が足長蜂だから大丈夫」
ではないそうです。
足長蜂とスズメバチの毒は似ているので、やはり病院へは行ったほうがよいとのこと。
私は6月21日に足長蜂に刺されてしまったので、
今年いっぱいはとくに気を付けていようと心に誓いました。(^-^;
また境内でよく見かけた毒々しい毛虫君には毒性がなかったことが判明。
触ることはできませんが、
近くでみかけても恐れおののくことがなくなり、
スムーズに作業することができました。
今まで毛虫がいやしないかとびくびくしながらやっていましたから。(^-^;
春、夏になると増えるのが蜘蛛。
毎朝、必ずといっていいほど蜘蛛の巣に頭やら顔やらがひっかかります。(;´Д`)
ついた蜘蛛の巣を取りながら、
「ちょっと~。ここに作るのはやめて~」とぶつぶつ。
でもまた次の日、
同じような場所でひっかかっているんですけれどね。(笑)
「朝蜘蛛は縁起がいい」「夜蜘蛛は縁起が悪い」
なんて誰が言ったのでしょう。
同じ場所に巣を作っている蜘蛛にとっては迷惑千万なお話。
「朝からずっといるのにさ~夜になったら縁起が悪いって退治されちゃったよ」
なんて。
子供の頃、芥川龍之介の「蜘蛛の糸」を読んだせいでしょうか、
蜘蛛を退治することがとっても嫌で。
でも周りの人達はみんな平気。
小さな蜘蛛はティッシュでぽいっ。
大きな蜘蛛はハエ叩きでばしっ。
その姿を見つつ、
もしあの小説が蜘蛛てはなく、ゴキブリが題材だったとしたら、
私はゴキブリを退治しないで見逃すのだろうか…
自問自答してみました。
でもやっぱり、ゴキブリだけは退治しちゃうかも。(笑)
木蘭様
返信削除ゴキブリ亭主のしまふくろうでございます。
木蘭さんでもゴキちゃんはダメなんですね。
「成仏してね」とつぶやきながらバシッとぶっ叩く。
殺生戒もクソもないわけですね(笑)。
ボクはゴキと蚊、蝿は思いっきりぶっ叩きますが、
他の昆虫への殺生はしません。
アリもできるだけ踏まないように歩いています。
だから時々よろけます。蜘蛛も同じ。
あの罪人のカンダタをまねてるわけではなく、
ただなんとなく……かわいそうな気がして。
ミミズ、青虫、毛虫のたぐいはボクの天敵で、
見ただけで「ギャーッ!」と悲鳴をあげ逃げ出します。
もしも青虫がボクの頭の上に落ちてきたら、たぶん失神するでしょう。
「オトコのくせに……」と情けなく思うかもしれませんが、
きらいなものはきらいで、ミミズなんて生まれてこの方、さわったことがありません。
ゴカイもだめだから、釣りをしたことがない。ヘビもダメ。ニョロニョロがだめなんです。
ミミズなんて何が楽しくて地中を這いずり回っているんですかね。
大きなお世話でしょうが、なんか哀れに思えてしようがないんです。
昆虫に生まれ変わるのなら、いま流行りのドローンdrone(ミツバチの雄)が
いいですね。役立たずのなまけ者で……英語でドローンというと、だいたい
そんな意味です。
木蘭さんは女王蜂様でしょうか。
でも一生の間に80000個の卵を産まなくてはいけないとなると、
ちょっと考えちゃいますね。やっぱドローンにします?
しまふくろうさま、こんばんは。(*^^*)
返信削除わたくしも~ドローンのお仲間にしていただきとうございます~(笑)
女王蜂は、側近の蜂たちから上げ膳据え膳なのだそうです。
ようはただご飯を食べて卵を産むだけの、
ブロイラーのようなものでしょうか。(^-^;
ミミズくんはなぜ、かんかん照りの時に出てくるのでしょうか。
土のないところであまりの暑さにひぃひぃ言っているとこをよく見かけます。
そんな時は日陰の土の上に置いてあげますが、
土中も熱いのかもしれませんね。
ミミズくんのいきだおれは助けてあげますが、
青大将君が暑さにのびていても、
さすがに助けるのは無理っ。(笑)
こんなに暑い時に出てこなくてもいいんじゃないの?と声をかけるくらいです。(笑)
信者さんにとっても体の大きな男性がいるのですが、
その人の嫌いなものはアマガエル。
この季節にお寺にくると、
「うわっ」という彼の声が何度も聞こえて参ります。(笑)
苦手なものはみんなあるものですから、
情けなくなんかありません。(*^^*)
生物には必ず天敵があります。
「万物の霊長」と、
まるで怖いものなしとうそぶいているような人類ですが、
そのかわりそれぞれに「苦手なもの」が現れているのかもしれません。
でもそれで正解。
人間も自然界の一部である証拠です。(*^^*)
天敵がいてよかったですね。(笑)