2017年2月9日木曜日

久しぶりの献血で

今日は冷たい雨。
今冬は「雪」を見ていません。
豪雪地帯の方々から叱られてしまうかもしれませんが、
めったに雪が降らない場所におりますと、
「もしかしたら雪になるかも」という天気予報に、
なんだかワクワクしてしまいます。

「少しでいいから雪が見たいなぁ・・・」と、
どんよりとした空を見上げていた一日でした。


先月の末、
東京で用事を済ませた帰り、
銀座から歩いて東京駅に向かっていました。

土曜日だったので銀座通りは歩行者天国。
それはそれはたくさんの人たちが行き交っていました。

人波の間を縫うように歩いていたとき、
赤十字のマークのついたテントが目に入りました。

「あ、献血だ」

私が最後に献血をしたのは、うんと前のこと。
血液の比重が軽くて献血できなかったことから足が遠のいてしまったのです。

「今回はどうかしら」と、少し不安に思いながらもテントに向かいました。


最後の献血から22年という長い歳月が経っていたことに自分でも驚きましたが、
その間にいろいろなことがだいぶ変わっていたことにも驚きました。


 
今まではこの「献血手帳」

 
今は「献血カード」に。
 
 
 
・指の静脈認証
・献血の量は200mlではなく、今は400mlが主となっている。
・献血前に約500mlのスポーツドリンクを渡され飲むように指示される。
・献血バスには医師がおり、最終確認的な問診
・血液の比重を調べるのに、今までは液体の入っているビーカーに一滴ずつ落として沈むか浮かぶかで決定されていたものが、機械による数値で判定されていた。
「前回は薄くてとれなかったのね。今回はまったく問題ありませんよ~」
とのことでした。(笑)
 
また、昔は献血する人に対して規制などほとんどありませんでしたが、
今は様々な病気があるためでしょうか、
海外渡航歴や薬、病気歴などによっては、だいぶこまかな規制がありました。
「これは・・・。今の世の中では献血できる人がだいぶ減ってしまうだろうなぁ」
と、思わずにいられませんでした。
 
幸いなことに私にはなんの問題もなく、
無事に献血することができました。
 
私のあとに女性が二人、バスに乗ってきましたが、
血が薄かったのでしょうか、
二人とも残念そうにバスから降りていきました。
でも、
「人の役に立ちたい」と思われたお二人の優しい心は、
ちゃんと神仏に届いています。
「徳」を積まれたお二人が、これからも優しい心を持ち続けられますように・・・。