2017年6月7日水曜日

自分の行いひとつで環境は変わる

とうとう関東も梅雨入り。
雨が少なかった五月でしたので、
少しくらい雨がほしいなと思っていたところでした。

蒸し暑さが続くと、体がしんどくなりますが、
それでも千葉県北東部の朝晩はとっても涼しいので、
今年の梅雨もなんとか過ごすことができそうです。

今は日中もさほど暑くもなく、
朝晩は長袖がほしいくらい。
まだまだ体のほうが暑さに慣れてくれそうにありません。
「いきなり暑くならないでよ~」と天にむかってお願いしています。


忙しない毎日。
飼い犬がガンで死んでしまったり、
連日の来客で右往左往。
疲れたとき、私は時折YouTubeを覘いては元気になるものを拾い読みします。

ほっこりする動画や、
かわいらしい動物の動画などなど。

そんな中でも「日本はすごいんだぞ」という動画などから、
うんと元気をもらっています。



そんなYouTubeでこんなお話しがありました。

その人は日本にある外資系の会社で働いている日本人。
外国人の社員も多く、
新たに来日した黒人と白人が同僚となったそうです。

しばらくすると黒人が、
「日本は人種差別はないと聞いてきたが、やっぱり人種差別はある」と嘆いていたそうです。
同僚の白人は「そんなことはないだろう」と言っても、
「日本人は白人が好きだからだ。黒人は差別されている」というばかり。

その日本人の同僚が「どうしたんだ」と聞くと、黒人は
「電車に乗ると席が空いているのに誰も俺の隣に座らない」というのです。

とりあえず日本人の彼は黒人の同僚をなぐさめるために一緒に飲みにいきました。

帰り、一緒に電車に乗ったとき、なぜ黒人の同僚の隣に人が座らないのかに気づきました。そして、

「お前、浅く座って足を広げて座るのやめろ」と注意をしました。

黒人の同僚はどうしてそんなことを言われるのかわからないといった様子です。

日本人の彼は続けて、
「人種差別うんぬんの前に、そんな大きな図体をしたガラの悪そうな人の隣になんか誰も座りたがらないよ。『隣に座ったら何をされるかわからない』と不安に思われても仕方ないぞ」と言いました。

座り方を注意されてから黒人の同僚は言われたことを守るようにしました。

大きな体を小さくしながら、行儀よく座るようにしたのです。

その後彼は、
「今日は小さなおばあさんが隣に座った」
「今日は女学生が隣に座った」と、毎日のように喜んで報告してきたそうです。

そして、
「日本は鏡みたいだ。礼儀正しく生きていると礼儀正しくしてもらえる。そして礼儀正しい友人ができる。自分の周りの人を見れば、自分がどう生きているのかがわかる」と、のちに語っていたそうです。


「自分の行いひとつで環境は変わる」とは仏教でも説くところです。
私自身も社会に出てから、善い意味で大きな影響をいただいた教えです。

自国を離れ、外国で生活を余儀なくされた方々にとり、
不安いっぱいの毎日だったと思いますが、
「自分の行いひとつ」と知るきっかけさえあれば、
すべてではないにしろ、明るい毎日をおくることができるものだと、

そしてそれを知りえた方の喜びが、
こちらのほうまで伝わってくるようなお話でした。








2 件のコメント:

  1. 木蘭様
    とてもいいお話でした。

    ギックリ腰でしたが、ようやく飛べそうなしまふくろうです。

    ボクの十八番である『みだれ髪』の作詞家は星野哲郎さん。
    7年前に亡くなられましたけど、いい詞を書きましたね。

    その星野さんがこんな言葉を残しています。
    《まっすぐな気持ちで歩いていれば、まっすぐな人に会える》

    いい言葉だなァと思って、独り暮らしの長女にメールで贈りました。
    手前みそですが、長女はまっすぐな女なんです。
    困った人がいると、すぐ手を差し伸べたくなってしまう……

    そんな長女が大好きなので、この星野さんの言葉を贈りました。
    人間関係というのは、つまるところ相手に尽くすことです。

    ボクも日本が大好き、というユーチューブはよく見てます。
    日本は世界で最も美しい心を持った人たちが住む、
    人にやさしいすばらしい国だと思います。

    あまり自信過剰になってはいけませんが、
    もっと自信を持ってもいいと思いますよ。

    7月からフランス人の高校生(♂)が2カ月ほど同居します。
    日本のすばらしさ、日本人の奥床しさを吹きこんでやろうと思います。
    飛んで火に入る夏の虫です。へへ……

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  2. へへ・・・( ̄▽ ̄;)(笑)

    あ、しまふくろうさま、こんばんは(≧▽≦)
    ホームステイですね♪
    たくさんたくさん、教えてあげてくださいまし(*^^*)
    そしてフランス人の顔をした「日本人」に仕立ててあげてください(笑)


    日本人はもっと日本という国に自信を持つべきです。
    日本という国に「自信」を持つことによって、
    それが自分自身のゆるぎのない「根っこ」となります。
    根がしっかりと張れば、
    幹も自然と太くなるし枝ぶりもよくなる。
    そして隅々にまで瑞々しい葉っぱをしげらせることができます。
    雄々しい大木になるために、
    根っこの存在は大切ですものね。


    しまふくろうさまは、とっても素敵な「人間」にお嬢様方を育てられたのですね(*^^*)
    まっすぐに育てられたお嬢様は、まことに幸せ者であると思います。

    「子供を見れば親がどういう人間であるかがわかる」と書道教室の先生がおっしゃっていたと、ある檀家さんが教えて下さったことがありますが、
    本当にその通りだと私も思います(*^^*)

    私もしまふくろうさまのお言葉に導かれながら
    まっすぐ歩んで参りたいと思います(^-^)

    《まっすぐな気持ちで歩いていれば、まっすぐな人に会える》
    とっても素敵な言葉です。



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